4歳長男と6ヶ月次男子育て中のワーママ(現在育休中)ちゃんえりです。
上の子は完全母乳、下の子は完全ミルクで育ててます。(最初の1~2ヶ月は混合)
声に出してまではいわないけど、
どうしてもなぜだか、
「完全母乳」がエライ!みたいな雰囲気がこのご時世ありませんか?
長男の時を振り返ってみると、その見えないプレッシャーに随分追いつめられてたなぁと思います。
- 母乳の出が悪くて不安、疲れ切ってる
- どうしてもミルク育児に踏み切れない
そんなあなたに向け、
ミルク育児もすごく快適だよ。
母乳がどうしようもなく辛くなっちゃったときは、無理しすぎないで、ミルクも検討してみてね。
そんなメッセージを届けるべく。
完母に固執していた一人目育児時のわたしにも伝えたい、ミルク育児について書きます。
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母乳神話と戦った1人目の時
はじめての妊娠&出産&育児だった長男の時、
「ミルクをあげることは悪」ぐらいに、思いつめてました。
- 母乳が赤ちゃんに最良なのよ
- ミルクじゃ作れない栄養も入ってるの
- 成長に欠かせない成分が豊富だからね
- スキンシップが赤ちゃんの心を安定させるの
- 病気から守ってくれるのも母乳よ
・・・「承知しました師匠!母乳が最強なんすね!尽力いたします!」といった勢いで
相当気合い入ってましたが、
最初って、母乳全然出ないじゃないですか!涙。
それでもう、思いつめる思いつめる。
しかもおっぱいはちょー痛いし。
赤ちゃんは泣くし。
どの向きが良いの?角度は?とか、慣れない授乳姿勢で首も肩も背中もバキバキ。
ちゃんと量を飲めてるのかわからないから、赤ちゃんが飲むのやめるまであげ続けてたら、
離したら泣くようになって、離せなくなって。
え、今日一日ずっとくわえてた?!みたいな日もしょっちゅう。
何げない言葉が刺さる
「まだ足りないんじゃない?」
「ミルクあげれば?」
「お腹すいてるんだね~」
「かわいそうに~」
おっぱいあげ終わっても泣いてて、泣き止まない時。
まわりの人が口々に言う言葉。
恐らく何の悪気もなく発されたであろうこの類のワードに対し、
心の中で、
「うるせぇ!今必死であげたところだ!」
「【泣いてる=お腹すいた?】の流れ、いちいちうぜぇぞ!」
とか、まじでイライラしてました。
(荒々しい文章となってしまった事、心より謝罪いたします。笑)
と同時に、
「満足に母乳をあげられない自分」が責められている
ように感じて、落ち込んだりもするんですよね。
「完全母乳にしなきゃ」というプレッシャーからか、まわりの細かな言動に対して超神経質に。
(当時、「気にし過ぎ」とはまったく気づかなかったです)
夫へのイライラ
念のため最初にお伝えしますが、夫は非常に協力的です。
一人目の産後、毎晩夕食を作ってくれたりした神様級の逸材。
里帰りをしなかったので、炊事家事育児すべてにおいて協力してくれました。
しかし。
そんな神様に対してですら
「イライラ」してしまってたこと。
初めてパパになったわけだし、きっと本当に何の悪気もないんですよ。
お腹すいて泣いてる時は俺無力。
何も助けてやれないっしょ。
そんなに大変ならミルクあげれば?
・・・ごもっともなんです、今思えば。
ただ当時は、この言動がいちいち気に障ってました。
産後NGワード
特に、
系のワードに異常なほど敏感でした。笑
- ミルクあげたら母乳でなくなっちゃう
- ミルク美味しいからって母乳飲んでくれなくなっちゃう
- 哺乳瓶に慣れたら母乳吸ってくれない
- 母乳育児を死守しなくてはならぬ
思い返してみると、「完全母乳化」という与えられた任務を遂行するのに必死で、
「こっちはこんなに頑張ってんだから、気安くミルクとか言うな!」
と恐ろしいほど、必要以上にイライラしてました。
そのイライラを、あからさまに態度に出さないように我慢→猛烈にストレスがたまるという悪循環へ。
二人目ミルク育児の決断について
上の子の保育園入園時、哺乳瓶拒否でとても苦戦したので、
二人目は産まれる前から「絶対に混合で!」と決めてました。
とはいえ、いざ産まれると、
長男の時に比べて母乳もスムーズに出たし、
一度経験しているからか疲弊度も少なかったので、
やっぱり完母でいこうかな・・・という思いもありました。
ミルクいちいち作るのもめんどくさいし。
最初の1ヶ月ぐらいは、ほとんど母乳のみで過ごしてました。
完ミに移行した理由&時期
- ちゃんと量飲めてるか心配→結局ミルク足してた
- 母乳に比べ、圧倒的によく寝てくれる
- 夫にお願いできる
二人目で慣れてたとはいえ、睡眠不足はやっぱり心身ともにダメージ大。
追い打ちをかけるように、熱が出たり、足が上がらなくなったり、自身の体調不良連発。
母乳に固執して、イライラしながら一人で頑張り続ける意味ってあるのかな・・・と感じるように。
それでもやっぱり、
「母乳がでてるのにミルクをあげる」
っていうのが、どうしてもひっかかっていて。
1日のうち、昼だけ母乳にして他はミルクで・・・とか踏ん切りをつけられない感じで授乳をしてました。
ミルクの割合が多めの混合を続けていると、
次第に母乳の出が悪くなってきて、
「決断するならそろそろかな・・・」と思い、
3ヶ月頃に「もう、完全ミルクでいく!」と決断しました。
ミルク最高!と感じたことベスト3
長男の時は2ヶ月ぐらいから完全母乳になったので、ちゃんと気づけなかった、ミルクの素晴らしさ。
3位 場所を選ばず授乳できる
完全母乳にした長男の時、よくストレスに感じていたのが、
どこかへ出かけても、時間が来たら授乳室へ籠る必要があること。しかも30分ぐらい。
満室の時は順番待ちしなきゃいけないし、その間ずっと泣き止まない時とか、地獄。
それがミルクにしたら、
- みんなでご飯食べながら一緒にあげたり(交代してもらって自分も食べれる)
- 夫に頼んでる間にちょこっと洋服見に行ったり
- いい天気の日は気分転換にバルコニーであげてみたり
合間合間に訪れる「育児からの開放感」に、
「ミルクって最高じゃん・・・」といちいち思いました。
2位 睡眠時間の確保
夫が休みの週2日は、夜間の授乳を交代してもらい、ぐっすり寝ることができました。
これがもう、最高で。涙
混合にしていた初期は、夜寝る前に一度おっぱいあげて、そのまま夫に交代し朝まで爆睡。
最初のうちはおっぱいが張っちゃって痛かったりもありましたが、
それよりも眠れることがあまりにも幸せで。
ミルクは母乳よりも腹持ちが良いようで、5時間ぶっ続けで寝てくれる日が早い段階であったり。
「なんだ、この子は神の子かな?」とその奇跡っぷりに何度も感謝。
睡眠は人間にとって大事ですね。
1位 自由時間が増える
これが声を大にして伝えたい、最大のメリットです。
周りの人でも授乳ができる=協力意識が芽生える
みんなが子育てに関わってくれてる!そんな雰囲気を感じる事ができた気がします。
母乳の時はどうしても「私一人で頑張らなきゃ!」って思ってたんですよね。
そして、自分以外の人がミルクをあげてくれる姿を見るのが、これまた幸せなひととき。
特に私の母親はデレデレ。
そんな姿を見ながら、少しは親孝行できてるのかな・・・と浸ってみたり。
夫が休みの日や実家に帰った際など、
少しの時間だけど、一人で外出できるように。
ちょっとカフェでお茶したり、イヤホンで音楽聴きながら散歩したり。
「一人の時間」があればもう、その内容は何でもいいんですよね。
「自分しか赤ちゃんに栄養を与える事ができない」
というプレッシャー(というよりストレスに近いかも)って、
やっぱり心にずしっとくるよなぁと、
ミルクにしてみてから気づいた気がします。
デメリットに感じる事
- ミルク代がかかる
- 荷物が増える
- 毎回作るのが面倒
- 哺乳瓶の手入れ
一人目の時、完全母乳にしよう。と思った理由の中に、この4つのデメリットがありました。
実際にミルクにしてみて、やはりこれらはデメリットだと思います。
しかし一つ想定外だった事。
という点。
ミルクづくりも哺乳瓶の手入れも、当たり前になった今では、「日常」です。
その分得られる自由の大きさたるや。お金はかかりますけどね涙。
我が家の場合、生後5ヶ月頃で、だいたい月4~5千円ぐらいでしょうか。
しぶとい「負い目」
一応伝えておきます。
個人差はあると思いますが、
ミルクでいく!とすっきりきっぱり決めて、
数ヶ月経過した今でも、
「完全ミルクなんだー」とまわり(特にママ友とか)に言う時には多少の負い目を感じます。
この感覚って、なんなんだろう。
まさに「母乳神話」の名残なのか・・・
気にしない気にしない!同じ「子育て」をしていることに変わりはないんだから!と、
言い聞かせて、だいぶ開き直れた気はしますが(そもそも「開き直る」って感じるのが悔しいけど)
「へぇ~母乳じゃないんだ」「え~ミルク作るの大変じゃない?」的なやりとりの時には、
どうしても顔がぴくぴくしちゃったり。笑
まだまだ自分も子供だなぁ、未熟者だなぁと感じさせられる次第です。
人は人、自分は自分なんですけどねぇ・・・。
まとめ
母乳で育てるのが良い事、幸せな事であるのは十分に承知しているうえで、
どこかに悩んでいる人がいたら・・・と思い、今回ミルク育児について書いてみました。
母乳に固執してストレスフルな状態で育児をするぐらいなら、
笑顔でニコニコ、ミルクをあげてるママの方が子供のためには良いんじゃないか。
ママの笑顔が増えることは、家族にとってとても大切で、重要な事だと思ってます。
さまざまな情報が目に入ってくる今だからこそ、
「自分にとって一番大切で必要な事」は何か、
落ち着いて見極めて、
自分に一番合った方法で楽しく育児するママが、たーくさん増えたらいいなぁ~と思います^^
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