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決断に迷う無痛分娩。38週目破水から実際に体験した話

子育て
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「無痛分娩」と聞いてみなさんはどのようなイメージを持つでしょうか?きっとさまざまな考えやご意見があるかと思います。痛くないなんて素敵すぎるだろ・・・と、大人になってこの出産方法を知ってから深く関心を持っていた私の、「無痛分娩」での出産体験談です。

本当に無痛分娩にする??

2014年夏、28歳で第一子を出産しました。臨月に入ってから出産直前の検診まで、普通分娩か無痛分娩かずっと悩んでいた私。最終的には「悩んでいるなら無痛分娩にしてみたら」という夫の一言に背中を押され、先生に無痛分娩にしたい意向伝えました。

初めてのお産への不安。考え始めちゃうと想像もつかなくて怖いから痛くないのを選びたいところだけど、なんとなーくズルしてるみたいで大声で「無痛にする!」って言いづらい・・・当時はそれが本当の想いでした。

たくさん悩んだけど、結論から言うと私は無痛分娩を選択して良かったな思っています。

無痛分娩希望を伝えたタイミング

38週目の検診で「無痛分娩にします」と伝えました。(結果的にこの3日後に破水、出産となりました)実はこの前の週の定期健診時に病院に提出した「バースプラン」には、普通分娩で産みたいと書いてました。

揺れる気持ち

バースプラン提出後もずーっと頭の片隅にある「本当は無痛分娩にしたい」という気持ち・・・
近づく予定日を前に「どれだけ痛いんだろう」とか「当日、自分はどうなってしまうんだろ」とか想像がつかなくて不安で不安でとにかく落ち込んでました。そんな姿を見て主人が「無痛でもいいんじゃないの~?」と一言。この言葉で「よっしゃ、無痛にしよう!」と決断。

・・・なんだかんだ、誰かに背中を押してほしかったんだと思います笑
「無痛にするぞ」と腹を決めてからは、心から出産が楽しみになったのを覚えてます。

不安不安不安!と追い詰められていた気持ちが、すごく楽になったというか・・・

出産予定日14日前の出来事

【破水】午前0時30分

寝ていると何やら「つぅー」っと・・・あれ、まさか?!っと目が覚め、トイレへ駆け込むとやっぱり破水してる!パニック半分、ドキドキ半分。急いでソファで寝てしまっていた主人を起こし、病院へ破水した旨電話しました。すぐに来るよう言われたので急いで準備しました。

【入院】午前1:00

病院へ到着。初産だったので、「お昼過ぎごろの出産を目指して頑張りましょうね!」と言われました。そっか、あと12時間か・・・そう思うとちょっと気が遠くなりそうでした。笑
この時点で、すでに陣痛らしき痛みが始まっていました。破水からスタートした場合、陣痛がすぐにはつかないこともあると聞いていたので、これが陣痛なのかなんなのかわからず、ひとまず冷静に助産師さんの説明を聞いてました。出来るところは自然な流れに任せたかったので、計画無痛分娩にはしませんでした。

麻酔をするのは子宮口が5センチくらいになったらとのことでした。

【陣痛強まる】午前3時~4時ごろ

主人もついてきてくれたので隣で話をしながら陣痛をやりすごしていましたが、次第に話をするのがキツイくらいの痛みが来るように。とはいえ初めてだったので、「きっとこんなもんじゃないだろう!こんなんで先生を呼んだら迷惑だろう!」と痛みを我慢してました。そんな様子を見て、「先生呼んだほうがいいんじゃない?結構時間間隔狭くなってきてない?」と、私よりも主人がそわそわ。

そこで一度、先生を呼んで来てもらいました。するとなんと、子宮口が5センチまで開いていました。いいペースで進んでいたようです。陣痛のタイミングを見て、治まったところで処置室へ歩いて移動。

【ついに麻酔!】ドクター到着

ベッドに横向きで横たわり、背中をアルコールらしきもので消毒されます。この間も陣痛は来るので、痛いけど動けず。「先生!やばいです。陣痛来そうです!」とか言いながら様子を見てもらってました。笑その後、背中をえびみたいに丸めて注射→管を挿入。

「冷たいのが背中を通るよー」と先生から言われると、言葉の通り背中に冷たい水が流れるような感覚がありました。そのあと、ダイヤル付の麻酔チューブみたいな輪っかを首にかけられました。このダイヤルを回して麻酔の量を調節するそうです。

ちなみに私、普段から注射がほんっっっっっとに苦手です。(あえて太字)

けれどこの時は陣痛の痛みが強かったせいか、麻酔の注射の痛みはほとんど感じませんでした。同時進行で、点滴も腕にされました。(どのタイミングだったか忘れてしまいましたが、腕に点滴の針も刺されました。)

そこからしばらくはベッドで様子を見ました。

麻酔の効果を徐々に実感!

しばらく横になっていました。その間も陣痛は感じていましたが、おなかの痛みがどんどん和ぐのを感じました。麻酔の効き目は個人差が大きいと聞いていたので、和らいで一安心。おなかの痛みがかなり和らいだのでちょっぴり元気回復。陣痛室へ戻り主人に処置室での流れを話す余裕もでてました。と同時に眠気が・・・

麻酔をすると陣痛が止まる?!

ここで助産師さんから説明。麻酔をすると陣痛の進みが滞ってしまうことがあるそう。「ここからは時間がもっとかかることもあるから、仮眠とれそうだったらとっちゃってもいいよー」と言われましたが、正直陣痛が気になっちゃって仮眠なんて取れるような状態じゃなかったです。

できるだけ短時間で産みたい!と無茶な野望を抱えていた私・・・助産師さんにそんな話をしていたら、「頑張れそうだったら椅子に反対向きで座って、赤ちゃんが下がってきやすい体勢をとってようか」とアドバイスをもらいました。


出典:www.hannan-chuo-hsp.or.jp

↑この体勢で陣痛をやりすごしていました。(他にも四つん這いになったり、立ち上がって壁に手ついたりいろいろ試しました・・・)麻酔をした後も、痛みは多少和らぎましたが陣痛自体はずっと感じてました。完全な無痛ではなく、陣痛による腰の痛みはどんどん進んでいくような感覚でした。

腰が砕けそうになる( ;∀;)

お腹の痛みが治まってきたと思いきや!な、なんだこの腰の痛み!!そしてなんか猛烈に「いきみたい」!!様子を見ながら少しずつ麻酔を足していたので、腰の痛みに麻酔が追い付かず。というより、陣痛の進みが速かったようなのです。

そしてついに、事前にたまひよ的な本で読んでいた「おしりをこぶしで押してもらう」という体験をしました。読んだときは「どんな状況だよ!」と心の中でつっこんでましたが、これが本当に神の手なんです。めちゃくちゃ救われました。

子宮口全開!

猛烈にいきみたい。でもまだダメ。その繰り返しで、ひたすら「いきみ逃し」に励む。痛いというよりも、ふんばりたい!という感覚でした。そんな奮闘を続けること1時間ぐらいだったでしょうか・・・(まじで長く感じたた!)
助産師さんのチェックで子宮口が全開に!!!きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!やっとふんばれる!やっとふんばれる!そんな心境でした。笑

続きはこちら(関連記事:分娩室に入ってから30分。無痛分娩での一人目出産体験談)

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