先日、結婚記念日に財布を落としました。
付き合い始めたころからずーっと通っていた行きつけのお店に、初めて子供を連れて行ってささやかにお祝い。
楽しくてお酒も進み、いい気分だった帰り道の出来事…涙
落とすまでの経緯(推測)
最近は飲みに行くと翌日だいたい記憶があいまいなことが多いので、飲み方もセーブするように気を付けたり、ちゃんと食べ物も食べるよう意識したり、ちゃんとチェイサーを確保するようにしたり、自分なりに対処法を考えてお酒を楽しんでいるのですが…
楽しくて浮かれちゃったんでしょうね。
見事に財布を落としてました。
どうして落としたのか理由ははっきりしているんです。
わ、悪いのはリュックだし!!(言い訳)
最近愛用している、無印のリュック。
本当に使い勝手がよくて大好きなんです。
その大きな理由が、「背中ポッケ」
脇の部分に縦にチャックがついていて、背中面だけ独立したポッケになっているのです。
背負ったまま開け閉めできるので、わたしの財布の定位置はここでした。
いつかもしかしたら落としてしまうかも…使い始めた当初から思ってたので、毎回必ず、「よし!入った!」と確認していたのですが。。。
この日は違いました。
そう、飲んで楽しくて浮かれてました。
恐らく、チャックの開け閉めはしたけどポッケには刺さってなくて、ただ単に背中とリュックの間に差し込んだまま歩きだしてしまったのでしょう。
リュックには何の罪もありません。
すべて私の不注意。涙
財布を落としたことに気づいたのは翌朝
子供を保育園へ送る為、財布財布~と探してみるも、ない。
これぐらいのことはよくあるので(あるんかい)最初はどこかな~♪出ておいで~♪ぐらいでした。
でも、呼んでも出てこない。
どこをあけてもでてこない。
(う、うそでしょ…ま、まさか…)
ひとまず仕事に出かけた夫にLINE。
「わたしの財布のありか、知ってたりしないよね…」
また怒られるな~と思いつつも何かしらの手がかりを求めて勇気を出して聞いてみる。
「え!会計のあとどうしたの?おれ知らないよー」
だよね~…
どこを探しても見当たらない。
スマホなら「iPhoneを探す」で追跡できるけど、(←お世話になってます)財布にはGPSついてない!!涙
とりあえず、仕事間に合わなくなるし保育園も間に合わなくなるから、チャリで子供を保育園へ連れて行き、その帰り道に交番に行ってみることに。
交番へ行ったら…
はぁ。仕事完全に遅刻だ…連絡しなくちゃ…と落胆しつつ、交番に入りおはようございますーとあいさつ。
すると、おまわりさんが何やら封筒から物を取り出すところでした。
えっ、そのあわーいピンクの長方形のやつ…ま、まさかそのゴールドのチャック…!!!!!!
「どうしました?」とおまわりさん。
わたしはとっさに封筒から目をそらして(なんとなくビビッて笑)
「財布を落としたんですけど…届いてます…かね…」
財布の特徴を話すと、察したおまわりさん。
「あーなんか非常に近しいものは届いていますね~」
や、やっぱり!
今まさに目の前に届いた封筒に入ったそれは私の大事なあれだ!
「なにを言えばいいですか!名前?住所?電話番号?(必死)」
「あ、じゃあまずはお名前フルネームで」
…そんな感じで財布にはいくら入っていたかとか、お勤めはどこかとか、いろいろな尋問に応対。
「はい。間違いないですね。じゃあ手続きに移りましょう」
きたぁぁぁぁぁぁ!!!!
なんという奇跡。
神様ありがとうございます涙
とりあえず、会社に電話。
財布落として交番来たら届いてて手続きしてるから遅刻する旨連絡。(なんて情けない連絡)
遺失物届と、受領届を同時に記入するという奇跡。
こんなことってあるんだ、世の中捨てたもんじゃないな。
なんて噛みしめながら記入。
最終的な受取りに際して、身分を証明するものがすべて財布に入ってたので「郵便物とかなんでもいいから住所と氏名がわかるもの持ってきて」とのこと。
一度家に戻って、出勤の身支度を整え、県民共済の郵送物をもって交番へ再び出向く。
本当のドキドキはここから
郵送物での本人確認も済み、晴れて財布を手にしたわたし。
「本当にありがとうございました!!」と、気づいたら3人に増えていたおまわりさんに挨拶。
するとおもむろに1枚のメモを手渡される。
「実は拾ってくださった方が、お礼を希望されています」
・・・・えっっ?!
「こちらがその方のお名前と連絡先ですので、一度連絡してください」
そ、そっか。
そうだよな…たしかに本当に本当に助かったし。
うん。お礼したい。させてもらいたい。
でも…
「お礼を希望されています」って言われると、なんか怖くない?!?!
しかも手渡されたメモにはおそらく男性であろう氏名が。
「お礼って一般的にはどんな感じなんですかね~?(恐る恐る)」
「そればっかりはまず先方に直接ご連絡いただいたあとは当人同士で決めてください」
ひぃぃ。見捨てられた!
とりあえず夫に経緯を説明。
会社でも同僚に相談。
結果、「ご主人から連絡してもらって、お礼をみんなで渡しに行こう」ということに。
その間もネットで猛検索。笑
法律では「拾得物の5~20%を受け取る権利がある」的なことが書いてありました。
財布に入っていた金額は4,000円。
その20%だと…800円??
それでもお礼を希望するなんて、何かたくらみがあるのでは。
財布の中身を全部見られてたとしたら、プリクラとか免許とかきっと見たよね…
考えれば考えるほど、マイナス方向に笑
感謝の気持ちよりも気づけば「え!怖い!」に。
これではいけない。と思っていたら夫からLINE。
「連絡しといたよー木曜の夜に時間作ってもらえたよー」
詳細がない!どんな人だったの?!なんか言われた?ゆすられたりしてない?!
妄想はどんどん膨らむ。
仕事が手につかない。笑
財布を拾ってくださった相手は…
そんなこんなで、夫の帰りを首を長くしてまっていた私。
帰ってきて早々、「どんな人だった?」と聞くと…
「高校生の男の子だって。良い子だったよー」
なんと。男子高校生だそうで!!
散々いろいろな妄想をしていた自分を反省。
ごめんね。
ゆすってくるんじゃないかとか、すごいビビっちゃったよおばちゃん。
財布を拾っていただいたお礼をしてきました
お礼について、夫と相談。
「高校生がもらってうれしいものってきっとお金だよね。」という話になり、菓子折りと、4,000円をお礼として持ってご挨拶に。(金額は悩んで、落とした時に財布に入っていた額にしました。)
家族総出で、行く気まんまんで準備していたんですが、先方の都合で夜遅くなってしまい、結局夫一人で行ってもらう事に。。。
直接会って感謝を伝えたかったので、「本当にありがとうって、直接ご挨拶できずにすみませんって言っておいてね!」と精一杯夫に気持ちを託す。
そして、無事ご本人とお会いしお礼の気持ちを伝えることができました。
まとめ
飲んだ時こそ、財布の存在をしっかり意識すること。(そもそもそんなに飲みすぎないように!笑)
そして、今回の一件で一番思ったのは、
財布を拾ったらすぐに交番に届ける子に息子も育ってほしい!(そこかい!笑)
拾ってくれた男子高生と息子を少し重ねちゃいました。
本当にありがとう。
おかげさまでまじでまじで助かりました。
そのまますれることなく、立派な大人になってさらに素敵な男性になるんだぞ~!
…そんなことより、もう二度と財布を落とさないよう自分を戒めます。涙
以上、財布を落としてからお礼をするまでのお話でした。
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