2014年7月に長男を出産。
当初は普通分娩にしようと思っていたけれど、悩みに悩んで「無痛分娩」を選択した私の出産体験談です。
分娩台へ移動~出産~産後の経過について書いています。
2人目出産記録。無痛分娩は大成功!したけど・・・↓
ついに分娩台へ
陣痛の合間を見計らって、歩いて分娩台へ移動。
一歩前進!もうすぐ会えるんだ!!という思いがすごく元気をくれました。
足を開いた姿勢で分娩台に座り、いきみやすいように手元にあるグリップを握りしめました。
麻酔をしたけれど、陣痛の痛みはずっと感じてました。
あぁ、もっと痛いのがくるんだろうな・・・こんなもんじゃすまないんだろうな・・・
と怖くなりながらも、いきむタイミングを見計らってました。
普通に痛いじゃん
分娩台に移動してからも、助産師さんにあらゆる動作を誘導してもらいながら陣痛と戦っていました。
実はこのあたりで、あれっ、結構痛み強くないか?麻酔したよな?と感じ始めてました。
たまに「いててて」と声をもらすと、助産師さんから「あれ、麻酔の効き悪いかな?」と聞かれる。
初めてのお産だから、自分が感じてる痛みがどの程度のものなのかわからず、
「わ、割と痛いですー(てへへ)」
なんて話をしてたんですが。
麻酔してるのに痛かったのには理由があるみたいで・・・
無痛分娩の宿命?
麻酔を効かせ過ぎちゃうと、最後のいきみにも力が入らなくなってしまい力が入れられない。
その影響で赤ちゃんがなかなか出てこなくなって、吸引・場合によっては緊急帝王切開になることもあるそうなのです。
そのため個人差のある痛みの感じ方と麻酔の効き具合を見ながら、少しずつに麻酔を足していって効かせていくそう。
わたしの場合、
- 落ち着いている
- 痛みをあまり口にしない
- お産の進みが早い
というもろもろの条件が重なり、麻酔の効果をしっかり出すための投与量が、お産のスピードに間に合っていないようだったのです。
「痛みを完全に消したかったら、この後少しいきむのをやめて、麻酔が効いてくるのを待ってからいきむこともできるけど、どうしようか?」
と聞かれました。
待ってられません。早く出したいです
・・・即答ですよ。
完全に無痛なんてきっと無理なんだろうな~となんとなく最初から思ってたし、
何より「なにもせずに待っているだけ」なんて到底考えられなかった。
そんなこんなで、おそらくわたしの状態は、
無痛分娩ならぬ微痛分娩・・・いや、和痛分娩に近いものだったんじゃないかなー
と思います。
赤ちゃんが降りてきてる感覚がしっかりわかったし、おそらく出口あたりで頭が引っかかったっぽいとき、それはそれは激痛で大変でしたが、「もうすぐでてきそう感」はしっかりと感じる事ができました。笑
助産師さんも「いやーこれは痛いね、次の陣痛で頑張って1回で出しちゃおうねー」と言っていたのが忘れられません。(一体出口付近はどんな状況だったのか・・・ガクガク)
無事、出産
分娩室に入ってから30分ぐらいだったのでしょうか・・・まじで痛くて、もう早く出したくて( ;∀;)
助産師さんの華麗な誘導&運動不足で筋力の著しく低いわたしの「渾身のいきみ」で、ついに赤ちゃんがでてきてくれました。
最後は痛い。本当に痛かった。
麻酔なしの普通分娩はこの比じゃないくらい痛かったのかと思うと、本当に「母は強し」だと思います。
「産まれた瞬間に痛みなど忘れる」と経産婦の先輩方から聞くたびに、
「そんなはずないでしょうよ~涙」と思っていましたが、
実際は痛みそっちのけでやっと赤ちゃんと会えたことに感動して泣きました。
結果的には麻酔をしたのに痛かったけれど、
「麻酔したからきっと痛みが治まるはず」という心のおまじないのおかげで、お産の進みを取り乱すことなく冷静に体感することができました。
1時に入院し7時に出産と、初産にしてはかなりスムーズに終えることができたのも、
「麻酔をしたことによって、すこしでもリラックスできたのが良かったのかもしれないねー」
と助産師さんからもお言葉頂きました。なにはともあれ無事出産できたことに、周りの皆さんに心から感謝しました。そして何より・・・
わたしにとっては神様のようでした・・・
産後の回復について
出産直後から1時間ほどは分娩室でケアをしてましたが、そのあとは自分で歩いて病室に戻りました。
比較的短時間の安産だったということ、痛みとの格闘による体力消耗をかなり抑えられたということもあり、回復は早かったように思います。(初めてなので比較はできないのですが・・・)
もちろんあちこち痛かったし、後陣痛も結構あったのですが、痛み止めをもらって服用してなんとかのりきってました。
また、トコちゃんベルトを産後すぐに着用しました。これがないと腰がガクガクしちゃって歩けなかったです。
あぁ、出産って怖いなー。
こんなに全身全霊なんだなー。
体まじでボロボロだなー。
っていうのは、産後痛む全身で、ひしひしと感じました。
しかしそんなことより、産まれてきた子供が可愛くて。病院で出される食事がおいしくておいいしくて。笑
すごく幸せに浸っていた産後の入院生活でした。
費用について
気になる普通分娩から無痛分娩への差額について。
まとめ
最後まで読んでくださった方は、きっと「どっちにしよう・・・」と猛烈に悩んでるんじゃないかな?と思います。
実際、わたしが決断できたのは出産3日前・・・。
得意のネットサーフィンでとにかくいろんな体験談を読み漁っていました。笑
この記事が悩みに悩んでいるどなたかの参考になったらうれしいかぎりです!
ちなみにわたしは、次のお産があったとしたら迷わずもう一度無痛分娩を選択します!(貯金しなくちゃ!)
【追記】教訓生かし、二人目無痛分娩成功しました!↓
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