子供が産まれて家族が増えると、生活も一変します。
結婚・妊娠・出産を機に転職を考え、何か良い方法はないかと調べている方も多いのではないでしょうか。
育休から復帰して1年。
異動により遠方の勤務地となり、時間に追われ心身ともに余裕のない毎日が続いています…。
私自身今まさに、転職したい!!と毎日頭を悩ませています。
そこで、子供を育てるママの転職事情は一体どうなのか実際に調べてきました。
漠然とした不安
「わざわざ子供がいる人を新規雇用する会社なんてあるのか」という不安があります。
能力が等しい2人が採用試験に来て、
子供が「いる人」と「いない人」だったら、
そりゃ急病とかで急な休みが発生する心配がない人に戦力になってほしいよなぁ~と。
考えれば考えるほど、
「今の職場を辞めたらどこにも行き場はないのでは」
という結論に至り、転職へ一歩踏み出せない。
悔しいけどこれが現実なのかなぁ…
悩みながら得意のネットサーフィンをしていると気になるものを発見。
その名も「マザーズハローワーク」というもの。
マザーズハローワークってなに?
子育てをしながら就職を希望している方に対して、キッズコーナーの設置など子ども連れで来所しやすい環境を整備し、担当者制(ご相談の中で予約が可能)による職業相談、地方公共団体等との連携による保育所等の情報提供、仕事と子育ての両立がしやすい求人情報の提供など、総合的かつ一貫した就職支援を行っています。
子育て中のお母さんの為のハローワークなんです。
平成28年7月末現在、全国に189箇所あるこの施設。
- 「マザーズハローワーク〇〇」
- 「ハローワーク〇〇マザーズコーナー」(〇〇は各地域名)
の2種類があり、
「マザーズハローワーク」の方が規模としては大きく、
土曜日でも窓口で相談できるところも多いようなので便利ですよね。
(詳細はこちらのサイトの「所在地一覧」をご覧ください)
実際に行ってみた
ネットで検索しても情報が少なく、評判もわからなかったので、とりあえず行ってみました。
今回行ったのは、千葉県船橋市にある「ハローワーク船橋マザーズコーナー」
事前に電話
アポなしで突然行って良いものなのか不安だったので、まず電話をしてみました。
すると電話越しのやさし~い対応。
「大丈夫ですよ~。お子さんも一緒に来てくださいね~^^」
仕事に嫌気がさしてすさんだ心にしみこむやさしさ。涙
船橋船橋駅前のFaceビルの一角にあるこの施設。
普段は遊びに行くことしかないので、ビルのエレベーターが思いのほか「オフィス」っぽくてびっくり!
緊張しながら5階に上がるとすぐに「コチラ」と案内板がありました。
マザーズハローワークのメリット
中に入るとすでに3人の女性がパソコンで検索したり、窓口で相談したりしていました。お子さんも1人いました。
子供が遊べるコーナーがプレイマットで仕切られていて、いろんな種類のおもちゃや絵本がありました。
息子はすぐにそれに食いつき、遊んでいたお友達に合流してました。笑
これがこのマザーズハローワークの最大のメリットに感じました。
「ママ」に特化してるわけじゃない
入ると窓口の担当の方から「初めての方ですか~?」と声をかけられ、案内に従って求職票にいろいろ自分の情報を記入。
- 直近の勤務
- 希望条件
- 持っている資格
などなど…
そういう書類を書くのが久しぶりすぎて全然思い出せず。(過去の自分の歴史を思い返してから行くのがおすすめです!笑)
わかる範囲でちゃちゃちゃっと記入。
この日の最大の目的はママの転職活動に対し「どういう条件の求人があるのかを確かめる」だったからです。
実際に窓口で担当の人とお話しをしてみると、
ママの為の求人が集まってるよ!というわけじゃない、
あくまでも「子供を連れて来れるキッズコーナー完備のハローワーク」というだけであり…
要するに、扱っている求人は普通のハローワークと同じとの事。
これにはちょっとがっかり。そういう意味だったのか…と残念に思いましたが、やっぱり直接会っていろいろ相談にのってもらえたのはとーっても良い刺激だったし、
大丈夫ですよ~
それは大変でしたね~
無理してお体壊さないでくださいね~
お子さんとの時間大切にしたいですものね~
…と、とにかくひたすら優しい言葉で慰めてもらって、なんだかすごーく救われました。さすがプロ!!笑
理想と現実をきちんと把握
窓口で一番細かにチェックしてくれたのが求人検索条件の設定についてです。
特に初めてハローワークに行く人、初めて転職をする人にとって、
「自分が希望する条件」と「実際こなせる条件」との差って、漠然としていてわかりづらいです。
そして、転職活動を始めると「次の職場は前のとこより好条件で!」という欲もでてきます。
身の丈にあった仕事の探し方
ハローワークでは、各自パソコンで求人検索ができるのですが、自分の気になった求人を印刷して持ち帰ることができます。
今回マザーズコーナーでも自分の気になる求人を数件印刷し、窓口で一緒に見てもらいました。
- 駅から送迎バスです。遠いけど大丈夫?
- 残業月20時間以上、終業は19時すぎ。大丈夫?
- 経理経験者歓迎…経験はありますか?
- 資格不要ですが法律関係…結構難しい仕事が多いです
- この求人には4名が応募、2人が結果待ちです
とにかく1件の1件の求人に対して、自分が提出した求職票と照らし合わせて細かく見てくれました。
そして、自分が求人を探す上で気を付けなければいけないポイント・必ず指定しなければいけないポイントなどをどんどん明確にしてくれました。
ママの就職活動に必要なこと
実際に窓口で教えてもらったり、感じた事をまとめたいと思います。子供がいて、就活をするのにはきっと様々な事情があると思います。
- 子育てがひと段落したからそろそろ社会復帰をしたい
- 自分も働いて家計のプラスにしたい
- 子供と自分だけの毎日に疲れてしまった
- 社会とのつながりがほしい
などなど…
それぞれの事情があると思いますので、あくまでもひとつの参考として。
絶対に譲れない条件
- 土日祝休みは絶対!
- 少なくても月収10万円以上!
- オフィスは駅近5分以内!
など…
求人を見ているといつの間にか
「あ、これもきになる!あ、これも!」
とぱっと見条件の良い案件にたくさん出会うので、気づいたら夢みたいな求人にたどりついて、わけがわからなくなったりします。
とにかく譲れない条件はノートに書き出したりして明確にしておいたほうがよいです。
求人検索を進めていくと魅力的な条件を目にするので、優先順位がぐちゃぐちゃになっちゃう事が多いんですよね。
保育環境・サポーターの確保
どのような勤務形態で働くとしても必ず聞かれるのが「子供が病気になったときの対応」について。
子供って本当にしょっちゅう熱を出します。涙 そんな時に頼りにできる人はいるかどうか。
このポイントをクリアできる環境だと、かなり有利だそうです。
結局ママの転職にとってネックになる最大の要因って「子育ての援助があるかどうか」なんですよね。
なので、「急病時等のお迎えに対応できる状況の確保」がクリアできたら、採用への道はかなり近づくんじゃないかと思います。
ちなみに私はこの最大の条件をクリアすることが現状できず。転職活動へ一歩踏み出せないでいるのが本音です涙
近場で良いところあれば良いんだけどなぁ~~~涙
まとめ
とりあえず試しに!という気持ちで行ってみたのですが、自分が今、転職できる状態なのかそうでないのかも感じることができたし、
決して取ってはならないのだと肝に銘じることもできました…
求人を探すポイントなども改めて教えてもらえたり。予想以上に収穫ありでした。
今回はふらっと行ってみただけでしたが、相談以外でももっと、活用の余地はありそうです。
履歴書や職務経歴書の書き方セミナーとかもありました!
そして…
ネットの求人サイトばかり読み漁るのでなく、時間があったら1度は窓口で直接話をしながら相談してみるとまた視野が広がるなぁ~!と実体験を通して思いました。
みなさんも、お近くにありましたら是非一度利用してみてください♪♪
※地域の各施設によって利用できる環境等は異なりますので、詳細はお近くの窓口にお問い合わせください(^^)
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